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助成金申請を社労士に外注するメリットとは?成功のためのポイントと流れを徹底解説

助成金
松林 大樹コステム社会保険労務士事務所 代表

社会保険労務士・ PHP研究所認定チームコーチ。厚生労働省や都道府県等のホワイト企業認定マーク取得、㈱ワーク・ライフバランス認定「働き方見直しコンサルティング」、クラウド勤怠管理システム導入など採用力・定着力向上のための働きやすい職場環境づくりを支援している。講演実績としてアサヒビール(株)、コクヨ(株)、(株)デンソーセールス、農林水産省など。石川県金沢市のコステム社会保険労務士事務所の代表を務める。 プロフィールはこちら https://www.costem-sr.jp/about/profile

助成金申請は、複雑な手続きや最新の法令への対応が求められるため、社労士に外注することで多くのメリットが得られます。本記事では、助成金の基本情報から、社労士に依頼するメリット、依頼時のポイント、そして実際の申請までの流れについて詳しく解説します。企業にとって重要な助成金申請をスムーズに進めるための参考にしてください。

助成金とは?

厚生労働省が提供する助成金は、企業が負担している雇用保険料が財源で、雇用の維持や改善を目的としたものが多く、事業運営をサポートするために利用できる返済不要の資金です。
例えば新たな従業員の雇用や既存従業員のスキルアップを支援するための研修などに利用できます。
これらの助成金をうまく活用することで、人材確保や働きやすい職場環境の整備を進めることができ、企業の成長を後押しします。

参考:厚生労働省「事業主の方のための雇用関係助成金

助成金を申請する際に社労士に依頼するメリットとは

助成金の申請代行が認められているのは、社労士だけ

助成金の申請代行は、社労士のみが正式に行える業務です。
しかし、近年、無資格のコンサルタントが助成金申請を代行するケースが報告されています。
厚生労働省も、このような不正行為に対して注意喚起を行っています。
もし無資格者に依頼し、その結果虚偽申請が行われた場合、事業主自身が不正受給として責任を問われ、助成金の返還や事業主名の公表、さらに最大5年間の助成金受給停止といった厳しいペナルティが課される可能性があります。


(出典:厚生労働省)

法令の改定や最新情報を常に把握しており、的確なアドバイスが得られる

助成金の内容や支給条件は毎年見直されることが多く、これに伴う労働法の遵守が必須です。
助成金の適切な活用には労働法の専門家である社労士の支援が欠かせません。
また、社労士は、労働法の改定や助成金の最新情報を常に把握しており、最新の助成金情報や、申請に必要な書類、手続きにも迅速に対応できます。

勤怠や給与計算など労務管理の不備を確認してもらえる

助成金を受給するためには、労働法の遵守が欠かせません。
特に、勤怠管理や給与計算、社会保険や労働保険の手続きなどの労務管理に不備があると、申請後に問題が発覚し、助成金が不支給になるリスクがあります。
社労士に依頼することで、これらの不備の有無などを事前に確認してもらえるため、安心して申請手続きを進めることができます。

書類作成や申請書の記入など、代行してもらえる

助成金の申請には、決められた期間内に書類作成や資料準備を正確に行うことが求められます。
しかし、書類には専門用語が多く、手続きも煩雑です。
社労士に依頼すれば、これらの書類作成や申請書の記入を代行してもらえるため、企業の負担を大幅に軽減できます。

申請後、役所の質問や調査にも対応してもらえる

助成金の申請後には、労働局やハローワークから内容に関する質問があったり、事後の実地調査が行われることがあります。
これに適切に対応しないと、助成金の受給が遅れたり、不支給や返還となるリスクがあります。
社労士に申請依頼すれば、仮に調査や質問があったときも、専門的な知識を持って対応してもらえるため、安心して任せることができます。

社労士への依頼を検討する際のポイント

参考記事:社会保険労務士(社労士)に相談する前の疑問を解消!相談・依頼できること
参考記事:社労士への顧問料や契約費用の相場について解説
参考記事:小さい会社や、中小企業に社労士は必要? 顧問契約の経営上メリット

費用や契約内容を詳細に確認する

助成金申請を社労士に依頼する際に確認すべき主な項目は以下の通りです。

  • 報酬形態: 固定報酬か、助成金受給額に応じた変動報酬か
  • 別途費用: 計画書作成や申請代行に追加費用が発生するか
  • 不支給時の費用: 不支給が決定された場合でも費用が発生するか
  • 手付金の有無: 依頼時に手付金が必要か
  • 最低金額の設定: 最低報酬金額が設定されているか
  • 対応範囲: 書類の準備や作成、申請、調査対応、質問対応が含まれるか
  • 就業規則: 就業規則の作成や修正が依頼に含まれるか、別途費用がかかるか
  • 期限管理: 申請や書類提出の期限管理を社労士が行うか

これらを事前に確認しておくことで、予期せぬトラブルを避け、スムーズに依頼が進められます。

 社労士の実績や信頼性を確認する

助成金申請を社労士に依頼する際に確認すべき主な項目は以下の通りです。

  • 実績確認
    ・これまで扱ってきた助成金申請代行の件数
    ・特に強みのある助成金や、おすすめの助成金はあるか
    ・取り扱わない助成金があるか
  • 信頼性の確認
    ・インターネットでの評判や口コミを確認
    ・ホームページの有無
    ・講師としての活動実績
    ・開業年数(どれくらいの期間、社労士業務を行っているか)
    ・日ごろからの情報発信状況(ブログやSNS、ニュースレターなど)

コミュニケーションがスムーズにできるか確認する

社労士へ助成金申請を依頼する際に確認すべきコミュニケーション面の主なポイントは以下の通りです。

  • 伝達の確認: こちらが伝えたいことがしっかりと伝わっているか
  • 企業の実情への対応: 企業の実情を十分にヒアリングし、型にはめすぎない対応ができるか
  • 相性の確認: 社労士との相性が良く、信頼関係を築けるか
  • 対応の迅速さ: 質問や問い合わせに対して迅速に返答してくれるか
  • 説明の分かりやすさ: 専門用語をわかりやすく説明してくれるか、理解しやすい説明があるか
  • コミュニケーション手段: メールや電話、対面など、希望する連絡手段に柔軟に対応してくれるか
  • 進捗報告の頻度: 申請手続きの進捗状況を適切な頻度で報告してくれるか
  • 柔軟な対応力: 予期せぬ問題や変更にも柔軟に対応してくれるか

社労士に助成金申請を依頼し、申請するまでの流れ

助成金の申請対応してもらえるかの確認

社労士事務所によっては、助成金の申請代行を行っていない場合もあるため、事前に確認が必要です。
ホームページやSNS、問い合わせページを活用し、まずは助成金申請に興味がある旨を相談してみましょう。
初回は、無料相談を提供している場合もあるので、そこから具体的な対応範囲を確認するのがスムーズで、いきなり依頼の可否を問うのではなく、まずは相談を通じて信頼関係を築くことも重要です。

申請する助成金を決める

助成金には多くの種類があり、厚生労働省のホームページやパンフレットに載っている申請に必要な情報は一部に過ぎません。
申請が比較的容易なものや、国が推進する施策に合致しているため予算が多く取得しやすい助成金もあります。
まずは、社労士と相談しながら、どの助成金が自社に適しているかを見極めることが重要です。
また、申請時期や必要な準備を含めて、スケジュールを確認しつつ、最適な助成金を選定していくことが成功の鍵となります。

依頼できる内容の確認と、費用の見積もりを依頼

先に書いた「社労士への依頼を検討する際のポイント」を参考にしながら、依頼内容の確認や費用の見積もりを依頼します。

契約締結

依頼内容や費用の見積もりに納得したら、契約書を取り交わします。
この契約書には、具体的な業務範囲や報酬、支払い条件、そしてトラブルが発生した場合の対応策などが明記されていることを確認しましょう。
契約内容を十分に理解し、不明点があれば事前に確認しておくことが重要です。

必要書類の準備等

申請に必要な書類は多岐にわたり、正確な情報を提供することが求められます。
社労士と協力しながら、どの書類が必要かを確認し、決められた期限内に準備を進めましょう。

まとめ

助成金申請は、企業にとって重要な資金獲得の機会ですが、その手続きは煩雑で専門的な知識が必要です。この記事を参考にして、申請を効率よく進めていただき、貴重な支援を確実に受け取れるよう願っています。コステム社会保険労務士事務所では、専門的なアドバイスや実務的なサポートを提供する無料相談を行っていますので、ぜひご活用ください。皆様の成功をサポートできることを心よりお待ちしております。

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